想像マネジメントのすゝめ

中間管理職、店長の為のマネジメント手法を紹介。 店舗運営ノウハウも紹介していきます。

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前回は、モチベーションの正体について、脳科学の内容からモチベーションは、外部からの刺激で発生できるものということを記載しました。

今回からは、どのようにモチベーションをアップをしていけばいいのかということを記載していきたいと思います。

今回は、心理学のお話。

行動心理学によると、人は、他人から「肯定」されると、同じ行動を繰り返す傾向があるようです。

前回の脳科学とリンクする部分がありませんか?

脳科学では、「外部からの刺激」、行動心理学は、「他人からの肯定」どちらも似たような表現ですね。

教育論の中でも「褒めて伸ばす。」と言ったことをよく耳にしませんか?
これもまた同じ意味のような気がします。

というわけで、「部下を肯定する。」「部下のモチベーションを上げる。」ということに繋がってきますね。

部下のモチベーションを上げるには、部下を肯定することが必要です。

肯定の種類

単に肯定すると言っても、何をどう肯定するかが重要です。
部下を肯定するにも、ただ何でもかんでも部下のいうこと、したことの全てを肯定すれば良いというわけでありません。

もちろん、部下の発言が会社のルールや常識から外れていた場合は、否定しなくてはなりません。

単に肯定と言っても具体的には、どうしたら良いかということが1番難しいことですね。
肯定には、3つの種類があります。

  1. 存在肯定
  2. 行動肯定
  3. 結果肯定

漢字ばかりで難しいそうに聞こえますが、次回からこの3つの肯定について解説していきたいと思います。




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今回は、よく仕事で耳にする。「モチベーション」について記載していきたいと思います。

部下からよく話に聞く話し言葉としては、

「モチベーションが上がらない。」

ですよね?

個人的な話ですが、私は、「モチベーション」という言葉がものすごく嫌いでした。
そもそも、会社員である以上、仕事の実行度やクオリティーを「モチベーション」という一言だけをいいわけにしていいはずがない。というのが、本音です。

ただ、モチベーションという言葉が、職場に存在する以上、向き合わなくてはいけないということと、モチベーションが全ての問題であれば、モチベーションを上げる手法を考えなくてはいけません。

ということで、今回からは、「モチベーションアップ手法」という内容のもと掲載していきます。

モチベーションの正体

モチベーションとは、辞書を引くと下記のような意味のようです。

①→動機付(どうきづ)
②物事を行うための,動機や意欲になるもの。刺激。熱意。 〔消費者の購買動機や,スポーツ選手の意欲などに用いられることが多い〕

引用:三省堂 大辞林

ビジネスの中では、「モチベーション」=「やる気」と認識がある方も多くいると思います。

脳科学によると、「やる気」は、そもそも、「行わなくても死なない」ことをするときに求められるもののようです。

例えば、森で熊に遭遇したら、どんなにやる気のない人間でも全力で逃げるもしくは、生きるための方法を死ぬ気で考えることだと思います。

仕事の場合は、どうでしょうか?

もちろん、極論を言うと、「仕事に一生懸命になれない。」→「仕事を辞めたい。」→「仕事を失う。」→「稼ぎ口がなくなる。」→「食べれなくなる。」→「死んでしまう。」と言うことになりますが、

現在の日本では、嫌な仕事を辞めても、転職して再就職できると誰もが思っていることであるので、「仕事のやる気」→「死ぬ。」までの意識にはなりません。

「モチベーション(やる気)」というのは、自分の気持ち(心の持ち方)ということですが、脳科学的には、心というのは、重視せず、外部の刺激に対する脳の「反射」ということになるようです。

ちょっと難しい記載でしたが、
つまり、モチベーションの正体は、最初から存在するものではなく、何かきっかけがあって発生するものということになります。

多くの人が、

「モチベーションが存在するから行動に移せる。」

と思いがちですが、実はこの逆で、

「何かの外部で起きる事象によって、モチベーションが発生する。」

ということですね。

とすれば、意図的に外部から刺激すれば、人のモチベーションを発生させることができるはずです。

次回以降、この方法について、記載していきたいと思います。








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前回までは、場づくりを3回に渡って記載してきましたが、今回は、リーダーシップの最終回です。

場づくりができた後に、リーダーは何を行わなければならないかを記載していきます。

リーダーの結果

メンバー個々との関係が築け、チーム全員でのまとまりが出来たら、最終的にリーダーに求められるのは、リーダーとしての結果です。

では、リーダーとしての結果とは何なのか、考えていきたいと思います。

リーダーで有りがちな失敗例

部下は、リーダーに何を求めるのでしょうか?

部下は、「部下の要望を実現してもらう。」ということを期待しています。

もちろん、場づくりの(2)でも記載したように組織である以上、出来ないことは出来ないで仕方がないことです。

ここで、リーダーで有りがちな失敗ですが、出来ないことやその理由を伝えずにそのままにしておくことがあります。
自身も、自分で納得して部下に結果を伝えていない場合があったりします。

そうすると、部下は、「話を聞いてくれるけど、動いてくれない。」と、結局結果を出してくれないリーダーと認識してしまいます。

リーダーとしての結果とは?

「出来ない。」ということを素直に認め、理由も含めて部下にフィードバックするということも1つの結果です。

「部下の要望について、動いたが出来なかった。」という事実を部下に伝えることが重要です。

もちろん、何度も何度も「出来なかった。」の繰り返しでは、完全に自分の能力不足ですので、部下の要望を実現する努力をし続けてください。

10個の要望のうち1つでいいので実現し、「実現できたことを部下に伝える。」ことで、残りの9個の要望について、部下に期待が生まれ、より部下も知恵を出してくれます。

これを繰り返すことで、自分のリーダーシップが発揮され、チームの指揮が上がります。

何事も、誠実にあったことを部下に伝えることが、組織力向上の秘訣です。






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