想像マネジメントのすゝめ

中間管理職、店長の為のマネジメント手法を紹介。 店舗運営ノウハウも紹介していきます。

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前回は、ショップビジョンは、文字の拡散情報ということを記載してきましたが、今回は、拡散する情報をいかに、ブレずに広めるということを記載していきます。

ポイントは、以下の3つです。

  1. 覚えやすい。
  2. 伝わりやすい。
  3. 変わらない。

1つ1つを細かく説明します。

1.覚えやすい。

簡単に覚えられ、いつでもどこでも思い出せること。

2.伝わりやすい。

メンバーの中で、広まりやすい。

3.変わらない。

数多くのコミュニケーションを通しても、形が変わらないこと。


この3つの内容は、当たり前のことではあるかもしれませんが、組織が大きければ大きいほど、情報は、途中で個々の考えに変換され、全く違った情報になってしまいます。

伝言ゲームのように、1人が言ったことは、人から人へ伝わるにつれ、変化していきます。

そのために、ショップビジョンは、次のルールで作ってみてください。

「母国語20文字以内」


なぜ、母国語かというと、格好良さや響きで、英語を入れたりしたい方もいると思いますが、そもそも、英語が理解できない人もいますし、ふと思った時に、全員が英単語を正しく、記載することができる人がどの程度いますか?

英単語を入れると、文字は知っているけど、文字から受ける認識が異なることもあります。

ですので、ショップビジョンを作るときは、

  • ひらがな
  • カタカナ
  • 漢字

日本で最も疲れている文字を使用してください。
もちろん、店舗の店員が全員イタリア人です。なんてときは、ちょっと考えた方がいいと思います。

ショップビジョンの文字数は、「20文字以内」で作ってください。

20文字だと、短すぎるという考えを持った前向きな方もいるかもしれませんが、
実は、20文字でも長い方です。

川柳や俳句なんかは、「5・7・5」で構成された文字ですが、日本の有名な俳句を皆さんは、どこまで覚えていますか?

私は、国語や古文が苦手ということもあり、言われたら聞いたことがある程度です。

川柳でも、5+7+5=17文字です。


ですので、たったひらがな17文字を覚えるのも、難しいのですから、最低限、漢字も含めて、20文字以内で作ってみてください。


次回は、ショップビッジョンの内容について記載していきます。




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前回は、ショップビジョンとは、という話をしてきましたが、今回は、ショップビジョンは、文字の拡散情報だという話です。

ショップビジョンは、自分と世界を良くする方法という内容を記載しましたが、世界を良くするというのは、なんとなく分かると思いますが、実際問題、実現するのは難しいし、きれいごとだと感じる人も多いのではないかと思います。

今回は、少し現実的な話をしたいと思います。

組織としてのショップビジョン

会社には、経営理念、お店にはショップビジョンと前回記載しましたが、両方に共通することが、組織であるということです。

お店というのは、会社の中の小さな会社と認識してください。
同じブランドのお店でも、立地や客層の違いがあれば、そこで働くメンバーも個店別に違うということです。

つまり、会社に社風という言葉があるとしたら、お店の個性である店風というものが、お店にはあります。
※もちろん、同じブランドを掲げているわけですから、ブランドコンセプトは同じということは前提です。

会社でも、店舗でもメンバー全員に浸透しないとこには、ショップビジョンの実現は程遠くなってしまいます。

店長は、ショップビジョンを決めた後、それをメンバーにプレゼンして理解してもらうことが必要です。

よくありがちなのは、店長が自分だけ理解して他のメンバーは、ショップビジョンの意図すら知らない場合です。

これでは、世界に変化は起こらないですね。
ショップビジョンは、仲間に広めてこそのショップビジョンです。

ショップビジョンとは、文字の拡散すべき情報ということを忘れないでください。

店長は、自分が部下に伝えることを前提にショップビジョンを作成する必要がありますね。

次回は、文字の拡散情報をブレずに広めるための内容を記載していきたいと思います。






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今回からは、店舗運営にもっとも重要な「ショップビジョン」について、記載していきたいと思います。

店長の人事異動を行う上で、改めてこの重要性を感じている時に、友人からとある本「コンセプトのつくりかた / 玉樹 真一郎(著)」を紹介され、ショップビジョン=店舗のコンセプトということから、自分なりにショップビジョンについて考え直すきっかけになりました。

店舗運営において、まず店長が初めにすべきことが、この「ショップビジョン」を作ることです。

ショップビジョンとは

ショップビジョンとは、店舗思い描いている「店舗の近未来像」で、店舗の「ありたい姿」「目指すもの」「やりたいこと」などの表現です。

このショップビジョンが存在することで、店舗のメンバーが一丸となって前に進むことができます。

会社でいうところの「経営理念」が、お店でいうところの「ショップビジョン」です。

会社のホームページを見ると、経営理念や経営方針、コーポレートビジョン等、呼び方は様々ですが、その会社の方針に沿った内容が記載されています。

最近、私がはまっているアロマで有名な株式会社生活の木の経営理念は、「心づくり」だったり、よく買うファッションブランドの株式会社アーバンリサーチの企業理念は、「すごいをシェアする」だったりとその響きや意味も色々です。

ただ一つ全てに共通する方向性が、

「世界を良くする。」

ということ。

この理念(ビジョン)が実現することで、関わる関係者、お客様はもちろんのこと、そこで働く従業員の世界が良くなるという共通点があります。

ショップビジョンも同様に考えた場合、作り出されたショップビジョンは、お店に関係するすべての関係者の世界を良くするものになっているでしょうか?

ショップビジョンが世界を良くするものであれば、次のようになっていきます。

  1. 自分が世界に向けて「良いお店」を作る。
  2. 世界に何か「良い変化」が起こる。
  3. 世界から自分に「良い報酬」が届く。
  4. 自分に「良い変化」が起こる。

この世界というのは、自分以外の全てと考えることにしましょう。
自分と関わる人々に良い変化が起き、それが自分に戻ってくるということですね。

すでにお店のショップビジョンがある場合は、そのショップビジョンを実現した場合に、変化が起こるかを考えてみると良いでしょうし、ショップビジョンがない場合は、こういった世界に変化をもたらすものなのかを考えて欲しいです。

ショップビジョンとは、自分と世界を良くする方法です。

次回は、ショップビジョンの中身について記載していきたいと思います。


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